弁護士法人ITJ法律事務所

裁判例


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         主    文
     本件上告を棄却する。
         理    由
 被告本人の上告趣意について。
 所論は、違憲をいう点もあるが、その実質は事実誤認、法令違反、量刑不当の主
張を出でないものであつて刑訴四〇五条の上告理由に当らない。(なお、一審判決
は所論被告人の司法警察官供述調書を証拠に採用していないのであつてこのことは
その判文に徴し明白である。一件記録によつて見ても、原判決が被告人の検察官供
述調書の任意性について示した判断を左右するに足りる証拠はない。また一審公判
調書中の被告人の供述記載につき、かりに所論指摘のような誤記脱落の部分があつ
たとしても、本件における事実の認定および刑の量定については何らの影響をも与
えるものではないと認められる。)
 弁議人高木右門、同芦田直衛の上告趣意第一点について。
 所論は、原判決は刑訴四八条三項、三一七条に違反し、ひいて憲法三一条、三七
条一項、七六条三項に違反すると主張する。しかし、原審第三回公判調書中の証人
Aの供述部分が、所論のように一たん完成された後差し替えられた事実を認むべき
証拠はない。却つて、当裁判所の職権調査の結果によれば、所論弁護人の閲覧謄写
したと主張するものは、いまだ立会書記官補の押印契印は勿論、裁判長の認印すら
了していないものであり、しかも弁護人においてはその事実を知りながらこれを閲
覧謄写したことが認められる。尤も本件記録編綴の前記供述部分を含む第三回公判
調書が所論主張のように刑訴四八条三項所定期間内に整理作成されていなかつた事
実は明らかであるけれども、単に右の一事を以つて直ちに右調書が所論のように無
効であると解することはできない。、また、原審は自ら公判廷において聞知した前
記証人の証言自体を証拠として判決をしたものであつて、所論のように前記調書中
の右供述記載を証拠としたものではないことも明白であるから、右判決言渡し当時
単に右調書が整理作成されていなかつたからといつて虚無の証拠により事実の認定
をした違法があるとの所論非難は当らない。なおまた、右調書の内容につき、所論
のように、裁判官の予断偏見により恣意にその記載がなされたと認むべき証拠もな
い。以上のように所論法令違反の主張はその理由がないから、右違憲の主張は全て
その前提を欠く。
 同第二乃至第四点について。
 所論は、事実誤認、刑訴法違反、量刑不当の主張であつて刑訴四〇五条の上告理
由に当らない。
 また記録を調べても同四一一条を適用すべきものとは認められない。
 よつて同四一四条、三八六条一項三号により裁判官全員一致の意見で主文のとお
り決定する。
  昭和三二年九月一〇日
     最高裁判所第三小法廷
         裁判長裁判官    河   村   又   介
            裁判官    島           保
            裁判官    小   林   俊   三
            裁判官    垂   水   克   己
            裁判官    高   橋       潔

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