弁護士法人ITJ法律事務所

裁判例


戻る

         主    文
     本件上告を棄却する。
         理    由
 弁護人作田高太郎、同黒笹幾雄、同西村真人、同藤井滝夫の上告趣意第一点につ
いて。
 記録を見るに、所論原審第一回公判期日と第二回公判期日、並びに第二回公判期
日と第三回公判期日との間に各引続き十五日以上を経過していること、しかも右各
次回公判廷において審理更新の手続をしていないことは正に所論指摘のとおりであ
る。そして右は原審が刑事訴訟規則施行規則(昭和二十三年十二月二十三日最高裁
判所規則第三四号)第三条第三号の規定に則り、何れも公判手続更新の必要を認め
なかつたことに因るものであることは疑いのないところである。そこで所論は畢竟
右施行規則第三条第三号によつて、法律である旧刑訴法第三五三条の規定を改廃す
る結果を招来することが憲法違反であること、従つて違憲の右規則に則つて原審が
審理更新の手続をしなかつたことは違法であると攻撃するものであるが、同規則同
条号の規定が違憲のものでないことは既に当裁判所の判例とするところであるから
(昭和二四年(れ)第二一二七号、昭和二五年一〇月二五日大法廷判決)、論旨は
理由がない。
 同第二点について。
 仍つて原審公判調書を調査すると、被告人の本件犯行は原判決認定のとおり「・・・・
同日午後十時頃A(当時二十八年)外二名が同家に押しかけて右Bに対し同人が界
隈の博徒Cに断りなく賭場を開いて寺銭を徴したと称して難詰しBの弁解によつて
一旦は立ち去つたが被告人は右Cがその結果に慊らず必らずや再び押しかけて或い
は乱暴に及ぶかも知れないと推測し、右Bからは日頃恩顧を蒙つていたこととて、
その際は同人のため報いをしようと考え前記匕首を取り出して胸中に秘しC等の来
るのを待ち構えていたところ、案の定同日午後十一時三十分頃右C(当時三十六年)
を先頭に前記A外二名が乗り込んで来て・・・・」の結果の行為であることは、そ
の挙示証拠である原審公判調書における被告人の供述記載によつて十分に之を窺い
知ることができるのであつて、是に由つて看れば被告人の犯行は博徒間における喧
嘩闘争の一場合に該当し、被告人の行為をもつて正当防衛の乃至過剰防衛行為とは
認められないところである(昭和二四年(れ)第四四号、昭和二四年六月二五日第
二小法廷判決参照)。そして、原審公判調書の何処にも、被告人からも弁護人から
も、本件被告人の行為が正当防衛の乃至過剰防衛行為であるとの主張に該当すると
認めらるゝ事実上の主張がなされていることは、之を認めることができないのであ
る。所論は畢竟、原審公判調書における被告人の供述記載中の断片を抽出して故ら
に所論主張に該当する事実上の主張ありと牽強するものと云うの外はなく、所論は
到底採るを得ないものである(尚、昭和二十四年(れ)第三六八号、同年九月一日
第一小法廷判決、判例集第三巻第十号所掲参照)。その他記録を精査しても原審に
所論審理不尽の違法ありとは認むることができない。それ故論旨はすべて理由がな
い。
 仍つて、刑訴施行法第二条旧刑訴第四四六条に従い、主文のとおり判決する。
 この判決は裁判官全員一致の意見である。
 検察官田中巳代治関与
  昭和二五年一一月一七日
     最高裁判所第二小法廷
         裁判長裁判官    霜   山   精   一
            裁判官    小   谷   勝   重
            裁判官    藤   田   八   郎

戻る



採用情報


弁護士 求人 採用
弁護士募集(経験者 司法修習生)
激動の時代に
今後の弁護士業界はどうなっていくのでしょうか。 もはや、東京では弁護士が過剰であり、すでに仕事がない弁護士が多数います。
ベテランで優秀な弁護士も、営業が苦手な先生は食べていけない、そういう時代が既に到来しています。
「コツコツ真面目に仕事をすれば、お客が来る。」といった考え方は残念ながら通用しません。
仕事がない弁護士は無力です。
弁護士は仕事がなければ経験もできず、能力も発揮できないからです。
ではどうしたらよいのでしょうか。
答えは、弁護士業もサービス業であるという原点に立ち返ることです。
我々は、クライアントの信頼に応えることが最重要と考え、そのために努力していきたいと思います。 弁護士数の増加、市民のニーズの多様化に応えるべく、従来の法律事務所と違ったアプローチを模索しております。
今まで培ったノウハウを共有し、さらなる発展をともに目指したいと思います。
興味がおありの弁護士の方、司法修習生の方、お気軽にご連絡下さい。 事務所を見学頂き、ゆっくりお話ししましょう。

応募資格
司法修習生
すでに経験を有する弁護士
なお、地方での勤務を希望する先生も歓迎します。
また、勤務弁護士ではなく、経費共同も可能です。

学歴、年齢、性別、成績等で評価はしません。
従いまして、司法試験での成績、司法研修所での成績等の書類は不要です。

詳細は、面談の上、決定させてください。

独立支援
独立を考えている弁護士を支援します。
条件は以下のとおりです。
お気軽にお問い合わせ下さい。
◎1年目の経費無料(場所代、コピー代、ファックス代等)
◎秘書等の支援可能
◎事務所の名称は自由に選択可能
◎業務に関する質問等可能
◎事務所事件の共同受任可

応募方法
メールまたはお電話でご連絡ください。
残り応募人数(2019年5月1日現在)
採用は2名
独立支援は3名

連絡先
〒108-0023 東京都港区芝浦4-16-23アクアシティ芝浦9階
ITJ法律事務所 採用担当宛
email:[email protected]

71期修習生 72期修習生 求人
修習生の事務所訪問歓迎しております。

ITJではアルバイトを募集しております。
職種 事務職
時給 当社規定による
勤務地 〒108-0023 東京都港区芝浦4-16-23アクアシティ芝浦9階
その他 明るく楽しい職場です。
シフトは週40時間以上
ロースクール生歓迎
経験不問です。

応募方法
写真付きの履歴書を以下の住所までお送り下さい。
履歴書の返送はいたしませんのであしからずご了承下さい。
〒108-0023 東京都港区芝浦4-16-23アクアシティ芝浦9階
ITJ法律事務所
[email protected]
採用担当宛